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USB Type-AとType-C、どっちを使えばいい?

あなたのギモンにお答えします!
スマートフォン、パソコン、タブレット、ゲーム機、さらには家電製品まで——
今や身の回りのデジタル機器は数え切れないほどありますよね。そして、それらをつなぐ「USB」は、まるで機器同士の“血管”や“神経”のような存在。充電やデータ転送に毎日フル稼働しています。
でも、いざケーブルや充電器を買おうとすると、
「Type-A? Type-C? どれが合ってるの?」
と、疑問に思ったことはありませんか?
実は、USBには種類があり、形や性能が異なるんです。
間違ったケーブルを選んでしまうと、
「充電が遅い!」「そもそも使えない…」なんてトラブルになることも。
この記事では、USB Type-AとUSB Type-Cという2つの代表的なコネクタの違いや選び方を、わかりやすく解説します!
これを読めば、自分にぴったりのUSB選びに迷わなくなるはずですよ。
Type-Aってどんな形?
昔からある「定番のUSB」

見た目と特徴
- 長方形で、差し込む向きが決まっている
- 差し間違えやすいけど、それも“あるある”のひとつ
歴史
- 1990年代後半から普及し、パソコンやプリンターなど多くの機器で活躍
- いまでも現役、まさにUSB界の「ベテラン」
できること
- データ転送、スマホの充電など幅広く対応
- 規格により速度や給電性能は異なる(例:USB 2.0、USB 3.0など)
よく見る場所
- デスクトップPC、ノートPC、USBメモリ、テレビの裏、ACアダプタなど
Type-Cってどんな形?
新世代の「オールラウンダー」

Type-Cが生まれた理由
従来のType-Aでは、以下のような課題が出てきました:
- 向きが決まっていて不便
- スマホの薄型化に合わない
- 電力や通信の限界
- HDMIのような映像出力にも対応したい
このようなニーズに応えるために誕生したのが、USB Type-Cです。

見た目と特徴
- 小さくて楕円形、上下どちらからでも差し込みOK(リバーシブル)
- 手探りでも接続しやすい
普及状況
- スマートフォン、タブレット、ノートPCなどで急速に普及中
- iPhone 15以降もType-Cに移行!
性能
- 高速データ通信(USB 3.x、USB4、Thunderboltなど)
- USB PD(Power Delivery)対応で最大100W以上の充電も可能
- ノートPCも充電できるパワフルさ
注意点
- 見た目は同じでも性能に違いがある(データ速度・電力・映像出力の可否など)
- 購入時は「対応規格」をしっかり確認しましょう!
よく見る場所
- Androidスマホ、iPhone 15シリーズ、MacBook、Nintendo Switch、外付けSSDなど
Type-AとType-Cを比べてみよう

項目 | Type-A | Type-C |
---|---|---|
形 | 長方形、上下の向きあり | 楕円形、リバーシブル(どちらでも挿せる) |
登場時期 | 1990年代 | 2015年頃から普及 |
通信速度 | USB 2.0~USB 3.x | USB 2.0~USB 4/Thunderbolt対応もあり |
充電性能 | 最大7.5W程度(機器による) | 最大100W以上(USB PD対応時) |
得意な用途 | 旧式機器、周辺機器、USBメモリ等 | 最新スマホ・PC、高速SSD、映像出力など |
Type-Cを使うなら知っておきたい!3つの注意点
- 急速充電には「USB PD」対応がカギ! Type-C=高速充電ではありません。USB PD非対応では(Type-Aよりは高速ですが)充電速度は控えめです。
- データ転送速度は“ケーブル次第” 見た目が同じでも、USB 2.0相当の低速ケーブルもあります。外付けSSDなどを活かすには、ケーブルも高速規格対応を選びましょう。
- 映像出力には「Alternate Mode」が必要 Type-Cで映像出力したい場合、PC・モニター・ケーブルの全てがAlt Mode対応である必要があります。
どう選ぶ?あなたの使い方に合うUSBはこれ!
使い方 | オススメ | 理由 |
---|---|---|
スマホを高速で充電・データ転送したい | Type-C | USB PD対応で高速充電、データも一瞬でコピー可能 |
昔のパソコンやUSB機器とつなぎたい | Type-A | 既存の機器に広く対応、今でも多くの機器で使われている |
両方の機器をうまく使いたい | 変換ケーブルやアダプタ | Type-A to Type-Cアダプタで柔軟に対応できる |
まとめ:見た目だけでなく「中身」で選ぼう
USB Type-Aは長年使われてきた信頼のコネクタ。
一方、USB Type-Cは「向きを気にせず挿せる」「高速&高出力対応」の頼れる新世代です。
とはいえ、“Type-C=最強”ではなく、“適材適所”が大切。
「自分のデバイスはどんな性能が必要か?」を意識して、仕様をチェックする習慣を持てば、もっと快適なデジタルライフが送れるはず。
このコラムが、あなたのUSB選びのヒントになれば嬉しいです。
次にケーブルや充電器を買うときは、ちょっとだけ“中身”を気にしてみてくださいね!
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